発売日 | 2020/11/27 | メーカー | アリスソフト |
ライター | ダイスころがし | 原画 | 魚介 |
想定プレイ時間 | 20時間 | クリア状況 | 切り上げ |
シナリオ | テキスト | グラフィック | 音楽 | キャラ | システム |
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5 | 6 | 10 | 9 | 7 | 9 |
レビュー
スタイリッシュローグライト
アリスソフトが送る遊べるローグライト。
シナリオは残念ながら頭に入って来なかった。
学生主人公が街の在り方に異を唱えテロするためにお金儲けする話……でいいのかな。
ゲームシステムは、お金稼ぎのハルウリ(売春)とヒトカリ(人攫い)の2つに分かれている。
ハルウリはそこまで奥深くなく、3つのステータスの内ほぼルックスで勝負が決まる。
ルックスで客引き、テクニックでボーナス、メンタルが消費期限といった具合で、
とにかくルックスが高いキャラを使い捨てていく非道な売春稼ぎゲームであるが、
ゲーム画面がポップなせいか罪悪感が薄い。
ヒトカリは4人PTのダンジョン進行RPGで、ゴールするまでHPMP継続式。
ハルウリキャラを仲間にするには最後まで残す必要があるので、前衛に出されると攻撃がしにくくなる。
ダンジョン難易度の上昇に伴い敵耐久が大幅に上がるので後半がかなり面倒。
武器がランクアップすると大幅に攻撃力が上がるのに、素材の入手がランダムで1ダンジョンの周回が求められる。
倍速プレイ可能なのは良心的。
それらハルウリ・ヒトカリを繰り返して戦闘キャラのレベルを上げ、拠点を強化していく
味方の好感度を上げればスキルを覚えたりイベントが拝める。
ハルウリで特定条件を特定キャラで満たしてもイベントが発生する。
メイン所のキャラに嗜好が合えば楽しいが、メインキャラのシーン数が物足りない。
メディコ(戦闘服)が好みだったが、眼鏡モードが多く、恋愛模様もさほど描かれなくもったいなかった。
公式で、「立ち絵で見ヌキできるほどエロい」と称されているメディコの戦闘服エッチがほぼないのはマイナス点。
導入がぶっ飛んでいるため各キャラの掘り下げが足りず、シナリオにも入っていけない。
冒頭に、何故ハルウリをするのか、何故反旗を翻したのかを語るべきだったと思う。
ゲームデザインはまさにペルソナ4、カラーリングやUIは非常に凝っている。
戦闘の2Dアニメはカプコンのヴァンパイアシリーズを彷彿とさせる。
CGも差分が凝っており、絵師さんが過労死するとまで言われている。
全体的に目的意識が希薄で、時間制限なしのゆる~いプレイなので、周回要素を組み込んで時限性にしたらよかったのではないだろうか。
といっても戦国ランスぐらいの長め設計で周回させられるのもツラいが。