発売日 | 2020/9/25 | メーカー | まどそふと |
ライター | 甲木順之助 | 原画 | 宇都宮つみれ , 茜屋 |
想定プレイ時間 | 10時間 | クリア状況 | 切り上げ |
シナリオ | テキスト | グラフィック | 音楽 | キャラ | システム |
---|---|---|---|---|---|
6 | 6 | 7 | 7 | 9 | 9 |
レビュー
初心者にオススメ
主人公の大好きな声優・イラストレーター・Vtuber・作家が身近な女の子だった!?
という、身バレのシーンを引っ張る導入は〇
冒頭でバレてから本編といった具合
テーマは「ハミダシ」「クリエイティブ」なので、
学生ながらに才気にあふれ、既に職業に付き、プロとして働いているクリエイターたちのお話。
特筆すべきはキャラクターが非常に可愛らしく、ぜひラブコメしたいと思わせてくれる所。
甘やかし実妹・コミュ症ツンデレ・天使な後輩・破天荒生徒会長と属性も多様。
キャラが全員オタク方面に許容型というかそれを仕事にしているので、会話の方向性も2次元力が高い。
テキストはヒロインとの会話を楽しむように作られており、軽いギャグ調のノリ。
ただ、中身がない会話が多く、少し冗長に感じられてしまうので、キャラの好き嫌いでプレイ意欲が大きく変動する。
キャラの中でも、妹の和泉 妃愛(いずみ ひより)こと、ひよひよのキャラクター性がずば抜けており、
ファンディスクの凸でもその存在力は健在。
主人公の実妹でありながら、ガチ恋キャラで、兄を最大限に甘やかし、養い育てている。
代表的なネタフリに「信玄ちゃんの声でヤッてよ」があり、
作中作で声優として声を当てているキャラのなりきりボイスを聞かせてくれる。
最大の欠点は、「~ちゃんの声でヤッてよ」をエッチシーンで言ったら拒否られた点
そこは全力で走り抜けてほしかった(賛否両論)
主人公には一切良いところがないジゴロでソシャゲ課金で妹の稼いだ金を溶かす害悪なのだが、
それはそれで突き抜けていて、会話のネタになっているので、
本作においては特段悪い点ではなかった
実妹のエンディングの展開には賛否両論あると思われるが、
テーマは重くはないので、軽い気持ちでプレイしてほしいし、
読了感は清々しいので、手に取ってみてほしい
私的にはあのエンディングで良かったと思う