竜姫ぐーたらいふ

発売日	2020/10/30	メーカー	Whirlpool
ライター	近江谷宥	原画	鷹乃ゆき , またたび丸。
想定プレイ時間	3時間	クリア状況	コンプ

シナリオ	テキスト	グラフィック	音楽	キャラ	システム
4	5	6	5	7	5

レビュー

ロープライスのお手本

格闘技を極めたストリートファイターのリュウみたいな主人公が、
格闘技を使わない職業に就くことは今までの人生を否定することだとしてニート生活を送っているが、
ドラゴンの子供を拾って育ててみたら可愛い女の子だったという話

冒頭で竜種が人類を滅ぼそうとするが、拾った竜の子、ハルのおかげで人類は延命するという、
かなり重～い話から始まるが、以降は能天気な内容なので安心してほしい。

今作は3部作の1作目にあたり、ヒロインは2人
パケ絵でネタバレしているのだが、片方は幼馴染の人間キャラ

２～３時間で終わる短さの中で、キャラは良く立っており、
頑なに働かず、カブトムシやクワガタを捕まえて子供に売ったり、
ザリガニ捕まえて自給自足をする主人公には意外に好感が持て、喧嘩だけは強いというのも一芸に秀でている。

流れは「ぐーたらいふ」なので、ぐーたらしている竜姫と一緒に、働かず日銭を稼ぐべく活動する。
幼馴染からは最初から好意を寄せられており、和菓子屋を継いでほしいと、かなりアピールされており、
そこにハルの嫉妬が介入してラブコメするという具合なのだが、
大きなマイナス点として、ハルとのエッチなシーンを急ぎすぎて、仲良くなる過程がぶっ飛ばされている。
幼馴染の鈴夏の方が丁寧に恋模様が描かれている。

起承転結の「起」にあたる話で、かなり中途半端で終わってしまうので、
面白いと感じたら１～３のセットを購入することをオススメする。

システム面では画面エフェクト速度の変更がないので進行が億劫だったりする。