コイバナ恋愛 評価感想

発売日2023/9/29メーカーASa Project
ライター八日なのか原画夕凪セシナ , 結城リカ , 冬壱もんめ
想定プレイ時間8時間クリア状況切り上げ
シナリオテキストグラフィック音楽キャラシステム
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6
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レビュー

テーマと主人公に難あり

ブランドの過去作品の背景が使いまわされている。
セーブデータで誰ルートか分からなくなった。

バスケがシナリオのメインなのにボールの画像もでなければ試合中の絵が一枚もなく、
立ち絵で会話するだけで終わる令和5年。

友人役の光生と大河の方が主人公より主人公ぽい言動をする。
ヤリ目という単語が多用される。
マザコンを罵倒用語として使ってくるため、
過去作品では家族を大切にする風潮があったが、家族の出番はほぼなくなってしまった。

テーマの「コイバナ」がただの下ネタトークで周囲にも聞かれているというテイストなので、
性事情が筒抜けになるだけになっている。

個別ルートは全て主人公が猿になってヒロインを性欲の捌け口にする展開しかなく、山も谷もないので
主人公の性格が破綻し全く感情移入できなくなる。
また、その主人公にも特段長所がないため、悪循環。

共通ルートが体育祭⇒生徒会選挙⇒修学旅行の3章だてで、
1章で個別ルートに分岐するめぐり、
2章で分岐するコトちゃんは、
全体のシナリオが短いまま終わってしまって消化不良となっている。

サブキャラは全て非攻略対象になり、友人キャラと恋仲になる設計。
それが良いか悪いかはユーザー次第であるが、私的には問題ない。

総じてテーマが上手く機能しておらず、主人公より友人キャラの方が魅力的に映っているため、
主人公の個性を出してほしいと思える作品であった。

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