ATRI -My Dear Moments- 評価感想

発売日	2020/6/19	メーカー	フロントウイング × 枕
ライター	紺野アスタ（Frontwing）	原画	ゆさの・基4
想定プレイ時間	6時間	クリア状況	コンプ

シナリオ	テキスト	グラフィック	音楽	キャラ	システム
7	7	4	7	10	7

レビュー

ビバ日本

2024年7月アニメ放送のATRI原作
steamにて2020年に発売されて有名になった全年齢向けギャルゲー
2021年にはswitch版やAndroid/iOS版も発売
価格は定価2200円という事を念頭に
（最安値は50%OFFの1100円）

久しくやっぱ日本人って（いい意味で）頭おかしい（世界の30年先行ってる）よねという感触を受けた
ロボ（アンドロイド）＋ロリ14歳＋YES枕＋全年齢という組み合わせ
とにかくアトリが可愛くアトリ一辺倒な作品
それでいて海に沈みゆく世界を背景に科学の発展を題材としていてスパイスが絶妙

なおロボロリ合法ゲーとしては結構キワドイ所を攻めていて、
本作ではラブラブ路線であるが、
アニメ版はロボロリに対してドン引きされたり、主人公が一線を引いたりする
アトリと周りに祝福されながらラブちゅちゅしたいなら本作がオススメ

オールクリアまで5～6時間であり、低価格作品としては及第点
攻略対象はアトリのみであり、それ以外は攻略できない
声優陣は全てアニメ版と一緒
主人公のボイスはない

キャサリンの扱いが酷く、本作では小学生を盾にアトリを排斥するクズであるが、
アニメではミナモに刃を向けたガチクズである

所々に低予算感が出ており、キャラの立ち絵の種類がごくわずか
アニメで登場しているジャンク屋のおっちゃんや学校の生徒等は全て立ち絵無し
そのためアニメを少し見て脳内補完する必要がある
また、アトリの立ち絵に関してもアニメの方が可愛く明るく鮮明なため違和感を覚える
口パクもない

起承転結がしっかりしており、山もあれば谷もある

Trueエンドは清涼感があり読後も良好

惜しむらくは、海面上昇と海洋工学に技術話が集中しており、
肝心のアンドロイド部分が「ブラックボックス」であり、「捨てられた技術」となっている事
アンドロイドを題材にしているのに、アンドロイド発展の話ではないのだ
Trueで一応回収はしているものの「アンドロイドの心」については触れられず

この後に出たGINKAは本作の続編ではない
ロリ繋がりはある