発売日 | 2019/7/26 | メーカー | ASa Project |
ライター | 八日なのか | 原画 | 夕凪セシナ , 結城リカ , 冬壱もんめ |
想定プレイ時間 | 10時間 | クリア状況 | コンプ |
65点
シナリオ | テキスト | グラフィック | 音楽 | キャラ | システム |
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6 | 7 | 7 | 5 | 8 | 6 |
目次
レビュー
ASaPro分水嶺
レンタル彼女の彼氏版から始まるラブコメ劇
この「恋借り」以降と前とで、レーベルの作風が違ってくるので注意が必要
攻略対象キャラは4人であるが、絵未と八純の2人がメイン枠となっており、
それは2人の内どちらを選ぶかのシーンの拘りからも分かる。
後年のフタマタ恋愛のような、恋敗れた後も主人公を取り合う模様が見て取れる。
三角関係を長引かせることを良しとするか否かで大きく評価が分かれる。
クールを気取る主人公が痛く、ASaProjectらしいぶっ飛び主人公が感じられない。
付き合ってから誰も祝福してくれず、略奪恋愛が続いてしまう。
絵未ルートは作品のテーマと合致しており完成度が高いものの、
サブキャラクターの扱いに納得のいかない部分がある。
それを補ったのがコイバナ恋愛で、あちらではサブキャラは非攻略対象キャラとなった。
同レーベル作品の中では一番変人が少ない。
顔芸担当は絵未
構成とテーマは良く、レンタル彼氏状態からどのように発展していくかという過程が楽しめる。
が、途中から破綻していき、主人公が絵未の友人の前で爽やかイケメンを気取らなくなる上、
その友人たちを毒牙にかけるというクズっぷり。
主人公に全く好感が持てない。
主人公の良さは「妹を第一に考え大人を頼らず自活すること」なのだが、
個別ルートでは一気に堕落し、妹をないがしろにし始める。
恋人を突き放して妹を優先するまで一貫してほしかった。