期待度MAXで発売したインフィニティ・ストラッシュ
無双のような大量の敵を相手に、ダイ大のキャラが縦横無尽に駆け巡り戦う
そんなゲームだ(ったというかそういう希望だった)
原作は完結しており、新規リテイクアニメも2年以上かかったが完走しており、
アニメの随所に見られるダイ大リスペクトは、演出やキャスト含めて非常に高次元にまとまっていた
直近で出ていたソシャゲの方は早々にサービス終了してしまったが、
(2023年4月27日にサ終した魂の絆)
コンシューマーゲームのこちらには期待が寄せられた
発売日前週のTGS2023でもプレイアブル出展があり、ファミ通などのゲーム雑誌などでも強く推されていた
結果は、バグはなくて遊べるけどクソゲー
あまりにも短いクリアまでのプレイ時間
まず、目を見張るのが、クリアまでのプレイ時間であるが、
これは3時間未満である
大魔王すら(シナリオモードでは)出ない
キルバーンも出ない
爽快感の欠片もないクールタイムスキルアクション
ISって書くとインフィニットストラトスになってしまうからあれだけど、
ISのアクションは通常攻撃とスキルアクションの2つを駆使した攻撃方法であり、
無双シリーズのような△ボタンを交えた派生攻撃はない
つまり、非常に単調である
さらに、そのスキルも(海破斬やヒャダルコとか)、スーパーアーマーが付いていないので、
敵の弱攻撃で……ちょっとかすっただけで停止する
でもスキルは撃ったことになっておりクールタイム20秒が発生……
何でやねん
3Dシーンがほとんどない紙芝居のシナリオ
その紙芝居シーンはアニメシーンの一部分を切り取っただけで書き下ろしの絵は一切ない
それが最初から発生するため、
「このゲームはもしかしてヤヴァイのでは?」と思ってしまう
VS竜騎将バランでのあのシーン等、
これってダイの大冒険じゃないのか?
筆者はポップ推しだし、
どのポップのシーンでも号泣したから一概に悪いとは言わないが……
ギリギリ他にあったのは、舞踏家マァムが出るシーンだけど、
ポップが叩かれるシーンだからやっぱりポップしか3Dシーンないな……
つまり、アニメを見ていた方が、絵が動くし、完全シナリオだし、ゲームする必要がないのだ
プレイアブルキャラクターが驚異の4人
操作可能なキャラは4人
マァムは銃モードと舞踏家モード、ヒュンケルは鎧の魔剣モードと鎧の魔槍モードの2種を使えるので、
実質的には6キャラなのだが……それにしたって少ない
せめてアバン先生やクロコダインは使わせて欲しかった
敵数がクッソ少ないガワだけ無双
とにかく出現する敵の数が少ない
そしてその敵もパラパラと分散しており、固まっていない
無双シリーズは5人1組で固まって出現するといった「大量に斬れる」コツを抑えていたが、
本作ではそういった試みはなく、ただバラついている
ボス戦は1対1が基本だが、怒りモードのスーパーアーマー中は回避専念になるし、
攻撃を受けると吹っ飛んでしまい、復帰方法がないのでこちらもストレスが溜まる
冒頭から分かる3D表現の簡素さ
背景の表現がヤヴァイ
Unreal Engineの開発なのだが、初期同梱アセットを持ってきたかのような簡素な背景グラフィック
魔の森やバルジの塔を歩くダンジョン攻略のシーンがあるが、
そのシーンの背景や小物の作りがインディーズゲームのそれである
全くこだわって作られていないことが分かる
同日にキチンとした無双として、
本家コエテクωフォースからFate/サムライレムナントが出ているのが残念さに拍車をかける
良い点
- ポップの活躍シーンが3Dで見れる
- ポップの必殺技がフィンガーフレアボムズである
世界で最もカッコいい必殺技はフィンガーフレアボムズである - マァムのパンツが見える
- ロードが早い
- チャプタースキップできる
- バグがない
悪い点
- 非常に短いシナリオモードは3時間でクリア可能
- 未完で終わる
- プレイアブルキャラが4人
- プレイ時間から分かることだが戦えるボス敵が非常に少ない
- 雑魚敵の出現が少なくて無双感がない
- スキルにスーパーアーマーがないので安心して撃てない
- スキルがクールタイム制なので通常攻撃しかすることが無くなる
(ポップと舞踏家マァムはクールタイムを能動的に短縮できる) - 紙芝居のシナリオが多くて3Dシーンがほとんどない
- キャラにセットする名言集装備が原作漫画絵の使いまわし
- 全ての絵がアニメから一部分を切り取った省力化仕様
新規の書き下ろしの絵がアニメ絵が1つもない - キャラの3D表現以外の背景などのグラフィックが作り込まれていない
インディーズゲームのクオリティ - いろいろな街を巡って歩いたりとかがなく、ソシャゲのような出撃制