概要
MARVEL SNAPとは
2022年6月5日よりフィリピンでのみ先行配信となった本作
ハースストーンの開発陣が新機軸のカードゲームとして発表
※グローバル配信が2022年10月18日に決定
マーベルとはディズニー傘下となったあのマーベルヒーローズ(Marvel Comics)の事であり、超ビックコンテンツである
スピーディーな対戦とリスク管理に重きを置いたゲーム性となっており、
アメコミデザインのカードをコレクションするのも醍醐味だ
ゲーム内容とルール
フィールド占拠ゲーム
3つフィールドにカードを最大4枚置き、各フィールドでパワー合計の大きい方が勝利し、
2つ以上のフィールドで勝利したユーザーがゲームに勝利する
勝利数が同じだったり、同点のフィールドがある場合、全フィールドの合計パワーの大きい方が勝利
ターンは互いに交代制ではなく共有ターンで、相手の動きは見えないが同時にカードを配置する
ターンエンド時にカードが裏面配置→表になり、対戦相手と同時に効果が発動する
カードを使用するためのエナジーは1ターンに1ずつ増え持ち越しはできない
初期最大ターンは6ターンで、通常なら6エナジーカードは6ターン目しか使用できない
(※エナジーが減る効果のフィールドや7ターン目が追加されるフィールド等がある)
フィールドには様々な効果があり、1ターン目には左側フィールド効果が明らかになり、
2ターン目に中央、3ターン目に右側のフィールド効果が開示される
カードの種類
カードには概ね3種類の効果がある
- 直接記載:起動する条件なく最初から発動している
- onReveal:配置して表になった時だけ発動する
- onGoing:常に発動をしており条件の変化に即応する
特殊ルール
その他 SNAPと呼ばれるポーカーの「レイズ」「コール」の仕組みがある
最終ターンまでにSNAPすれば、ランクアップポイントが2倍、最終ターン終了であれば4倍
相手がSNAPに応じれば、上記に対して2倍が乗算され、最大8倍となる
SNAPはいつでもできるが、1度しか行えない
そして「サレンダー」も可能でその時点でのSNAP画面のポイントが敗北のマイナスポイントになる
最終ターン終了まで待たずして「サレンダー」すれば、大体「-1」で済むというわけだ
デッキ構築とカードバランス
エナジーによるコスト制
概ねハースストーンと同様で、マナカーブ(エナジーカーブ)を意識する事になる
デッキは10枚で同じカードは入れることはできない
毎ターン1枚デッキからカードをドローすることとなり、初期手札は3枚なので9枚引ける
エナジーを持ち越せないため、1~6ターン全てでエナジーを使い切ることが重要
ただ、フィールドに最大4枚しかカードを置けないので、低コストで固めると回転率は高いがパワーの割合が低くなる
カードにはレアリティがあるがこれはゲームバランスに影響しない
カードコレクション方式
カードの手に入れ方や課金
ゲームにおける報酬や課金の仕組みであるが、
ゲーム全体を通して「コレクションレベル」通称「CL」がカードプールに直結する
カードを入手すると最初は「コモン」のレアリティから始まる
カードごとに経験値が存在しており、プレイをすると経験値が溜まる
あるいは報酬で自動的に経験値が増える
経験値が一定以上あるとカードのレアリティを上げることができる(ゲーム内資産を使用)
レアリティを上げると「CL」が上がり、新しいカードが解放されて使えるようになる
最初のレアリティアップだけ破格の倍率であるが、それ以外はどのランクへ上げても倍率は変わらない
レアリティ | 色 | ブースター量 | クレジット量 |
---|---|---|---|
コモン | 灰色 | ||
アンコモン | 緑 | 5 | 25 |
レア | 青 | 10 | 100 |
エピック | 紫 | 20 | 200 |
レジェンダリー | 橙 | 30 | 300 |
ウルトラ | 赤 | 40 | 400 |
インフィニティ | 虹 | 50 | 500 |
レアリティを上げるための資産は課金で購入できるほか、ミッション報酬でももらえる
報酬率やレアリティアップ速度で見ると、毎日きちんとプレイすると消化率8割程度
課金による「CL」加速はさほど重要ではないということだ
(※もちろんミッションクリア後もプレイを続けて、普段使わないカードのレアリティを上げてといったことをすれば資産は圧倒的に足りない)
2022年7月21日より、ミッションシステムがアップデートされ、
1週間で通算35ミッション達成でウィークリーミッションコンプリートとなり、プレイしやすくなった
ミッション報酬とシーズンパス
賛否分かれる点として挙げられるのが、イベントが課金専用である
最終的には課金した分だけの報酬は返ってくるのだが、新規に追加されるカードが課金でしか手に入らない
シーズンパスがその課金で、課金と同時に新カードが手に入る
今後のカードの追加速度にもよるが、単品の追加で1300円前後の価格設定は高め
しかもこのシーズンパス、最終のランクに行くまでにかなりのプレイが必要で、
ミッションも順次開放なので、一気にプレイすることができない
デイリーミッションは一定時間ごとに追加されるのでちょくちょく確認する必要が有る
総評
互いに同時にターンを消化し、6ターン制ということもあり非常にゲームエンドが早い
サレンダーによるリスクヘッジもその速度に貢献している
時間のないユーザー、スマホでプレイするソシャゲとしてはハースストーンより洗練されている
無課金と課金者の差が限りなく少ないかわりに、毎日少ない時間でもいいのでプレイが必要
このあたりマッチングが爆速なのに貢献していそう
総じて、ヒット作になるかは未知数
ガチガチのデッキ構築ゲーではなく、ミニゲームのような感覚を受けてしまうためだ
とはいえ、大手ディズニーマーベルなので、一定層は必ず居つくであろう
ちなみに私は2022年7月23日現在CL334
結構さぼっててて一度もウィークリーミッションを達成していない