空き缶が川を流れるゲームとは?
2023年10月16日に早期アクセスゲームとしてSteamから発売された
開発はMillwoo Studioとなっているが……全く知らないスタジオである
「ボトルフロート」は、リラックスできるカジュアルゲームです。
ゲームでは、ボトルを選択して川を下ります。ボトルは流れる水に沿って自由に浮かびます。
できることは小石を投げるだけです。ブロックを使用して、川に影響を与えることができます。
ボトルの向きや川の中に隠れている小動物など、ラフティングをより面白くする内容となっておりますので、せせらぎの音に癒されて、楽しい体験をしていただければ幸いです。
空き缶が流れるのを物理ゲームエンジンで表現しているだけのように思えるこのゲーム
しかし、巷では大流行したスイカゲームに替わり、次にヒットするゲームなのでは、と噂されている(という噂)
このゲームを何故紹介しようと思ったのか?
その経緯は2種類ある
情報の出どころ事情
MORNING BOOOOOOST で紹介された
朝出勤時にZIP FM をかけていると聞ける番組 MORNING BOOOOOOST
荒戸完さんがパーソナリティーを務めている
ここにマジで、何の因果か、
Bottle Can Float が面白いと寄稿があった……
奇行だ……
スイカゲームが比較対象として取り上げられた後、
荒戸さんが「どのハードで遊べるのか?」と疑問を口にしたが、
なお、答えは、「Steamのみで遊べる」となる
個人的見解では、PC(最近はSteam Deckもあるが高価)でのみ展開するゲームでは、流行するのは難しい
PUBGやフォートナイト、APEXの例もあるが、
スイカゲームの売りは、任天堂スイッチで240円で買えることである
そのため、日本国内で爆発的なヒットとなった
※そのほか、ファミ通や4Gamerでも紹介されている
ガチで全力個人的に最も遊びたい(作りたい)ゲームに近しい構想
妄想しすぎたので反転
ここは流し読みしてほしいが、私の夢見る最高のゲームとして、「葉っぱレース」があるのだが、
この妄想の産物は、物理エンジンを用いて、
葉っぱでリアルな川下り・水路下りをする「見ているだけ」のレースゲームである
葉っぱをその場のロケーションで30秒で選別してから、リアル地形の水路や川を走らせるのだ
大事なのは実際の山や川をグラフィックに起こして散策と同時に川を下ることだ
葉っぱは、改造や育成ができて、水を弾く能力や、濁流耐性などのステータスが存在する
これにイケメン植物学者たちが命がけで葉っぱレースに挑む要素を組み込み、キャラガチャ入れれば爆売れ間違いなし
(※高速で移動する川下りの葉っぱを追うため山中移動や地元水路移動が命がけ)
そんな妄想にかなり近いゲームが出たことに喜びを感じている
実際にプレイした感想
ゲームシステムと内容
コースは3種類
モードは2つ
空き缶1つでゴールを目指す【1人で漂流】
大量の空き缶が同時にスタートする【レーシングモード】
目的は川の終着点を目指すこと
出来る事
主にマウスの左クリックで空き缶の流れる世界に干渉が可能
- 石を投げる
- 岩をどける
- 石で水切りする
- カタツムリを捕まえる
- 魚を捕まえる
- カニを捕まえる
- 手紙を拾う
生物を捕まえたり物を拾うと各アイテムゲージに溜まっていく
水切りの石以外は使用することはできない
これらのアイテムはゴールした後のスコアに影響するのみ
空き缶が流れる川には大量の岩が設置されている
自然界の常識を無視して大量の岩が空き缶の移動を阻んでくる
その岩をどけたり、石を投げて軌道を変えたりする
つまり、眺めているだけのゲームではなく、マウスクリックで大忙しのゲームだ
俗にシューティングゲームと呼ばれているがまさにソレ
レースモードでは石を投げることしかできず、自分の空き缶がどれかも不明
そのためレースモードはまだ開発段階と思える
オンライン対戦できたら、石投げで邪魔したり、加速させたりして面白そう
良かった点
- 川のせせらぎがリアル
- 石を投げて空き缶を加速させることができる
- 川を飛び出して地表を空き缶が移動できる
悪かった点
- 初期設定が中国語
- レースモードが虚無
- 岩が多すぎ
- リアルマップではないため、観光の楽しみがない
- 空き缶を流すのはマナー違反
- 石が右方向からしか投げれないので左方向へ移動しやすい
- アクションが連続でできず、必ずショートカットキーを挟む
- スコアが記録されない
- 暗いコースの視認性が悪い
総評
残念だが、スイカゲームのように流行ることはないと思う
何かしら目的をもって(スコアアタックなど)プレイする意欲を掻き立てないと苦しい
レースゲームしたいのに対戦相手がいない状態で大量の空き缶がバラまかれるのは何か違う
今の所、石を投げまくって地表を移動させたり、加速させてゴールする以外遊びがない
石投げにクールタイムを持たせてレースゲームに特化させてほしい
CPUの対戦相手を用意して、敵も石を投げて邪魔したり加速させたりしてほしい
あとはコースを短めに設定しつつ、リアルの川を舞台にすればあるいは……
ただ、インディーズゲームはゲーマーから見ても、
(こうあって欲しいと思う)自分の認識と大きく違うものが公開されるのは、
新しい発見があったり、世界の捉え方に瞠目することが面白い
こういうのからヴァンサバのような金字塔、ジャンル確立が産まれるのはSteamの功績であり、
フォロワーゲームが量産されるのは罪責でもある
今の国産からは逆にフォロワーゲーしか出てこないんですよね……
ニッチャーやチャレンジャーがいるのがSteam