[新作]マリオストライカーズバトルリーグ 格闘サッカーはコンテンツ不足により不完全燃焼 感想評価レビュー

どんなゲームなのか

概要

2022年6月10日にSwitchから発売されたマリオストライカーズの新作
4対4で殴る蹴るの暴行を加えながらフィジカルサッカーをする対戦ゲームである
マリオシリーズよろしく、破天荒でハチャメチャなサッカーで、ルール無用の殺戮ゲームの始まりだヽ(^o^)丿

ゲームルール

4分の間に何も考えずにタックルして、ゴールにボールをぶち込めば勝利だ！
スローインも無ければ、ハーフタイムも無いし、オフサイドも無い
何ならハンドも無い、手で持ってシュート可能だ（ハンドボールかな？）
アイテムを最大で2個まで保持できて、使用すると相手を行動不能にできたりする

20点ぶち込もうがゲーム終了にならないし、一発逆転のアイテムやルールもないのでここはガチ

キーパーは操作キャラクターではなくCPU操作
そのため、キーパーを如何に攻略するかで得点率が変わる
対人では読み合いよか、確定で届く上にパーフェクトパスでカット不能パスからのダイレクトシュートを如何に止めるかになっており、実質ボールを持っていないキャラをタックルでぶっ飛ばして止めるゲームだ

ゲーム中のアクション操作

ごく一般的な操作方法が用意されている
ダッシュ、シュート、パス、ロブパス、タックル、フェイント、キャラ切替、アイテム使用
ここにフリーパスとフリーロブパスを加え、パーフェクトアクション用に各種チャージ操作がある

基本的にパーフェクトアクションはチャージ終了タイミングでボールを離すと発生する
ダイレクト系はボールを受け取るタイミングで長押ししたボタンを離すとパーフェクトになる

特定アイテムを取得するとチーム全体が光り、チャージシュートをするとハイパーストライクになる
決まれば2点となり、外れてもキーパーがピヨるので押し込める

ゲーム内コンテンツ

種類は以下

メインとなるのはストライカーズクラブとなっていて、

まさかのクラブ設営運営が必要で、ソロでの対戦が推奨されていない

というのも、シーズンマッチで対戦する時の選出キャラは、クラブメンバーから一人ずつ選出される
つまり、ソロクラブだと、一人しか選出できず、他の3人はギアの設定も何もないランダムキャラとなる
で、しかもストライカーズクラブは発売から10日間開催されていない
ランクマッチが無い状態で発売されたのだ

今できることは、フリー対戦か、CPUと戦うカップバトル
カップバトルはトーナメントで3回戦って優勝したらコイン（ギア購入に必要）が手に入るというもの
レギュラーモードの大会に全て勝ちチャンピオンシップにも勝てば、ギャラクティックモードが解禁
が、このモード、とにかく単調
マリカーのようにコースが変わるわけでもないし、ほぼ同じ内容で対戦するだけ

マジでやることがない

対戦終了後にコインやクラブポイントがもらえるが、
後述のギアセッティングに使うコインが微量で報酬目的のプレイができない
クラブポイントもサッカー場のレイアウト変更に使えるだけなので薄味

ギアセッティング

ギアと呼ばれる装備パーツをキャラに装備することで能力が増減する
ヘッド・アーム・ボディ・レッグの4か所に装着できる
能力上昇量と減少量は同一なので、キャラの能力合計値は変動しない
つまり、コインを貯めてキャラクターを純粋に強化したり、育成したりはできない
コンパチ的な変更になる

レギュラーモードをクリアするとブシドーギアが解禁されるが、1つの能力が4上がり、他の能力4つが-1される
やはり純粋な強化はできない

総評

コンテンツ不足でやることがない

何でこれで出した感じがある。クソゲー疑惑
体験版を発売前に出しており、操作感は悪くなく、対戦は楽しくプレイできた
が、ランクマッチが封じられた状態だとやることが無い
さらにはプレイに対して報酬が無さすぎる
キャラクターは最初の10人だけで、隠しキャラクターが解禁されるわけでもないし、
多種多様なギアが用意されているわけでもない
キャラの衣装はギアが替わりとなっているので、衣装を購入出来たりもしない
プレイをしている時に様々な操作アクションができるが、それでポイントが変わったりミッションがクリアされたりもしない
10点以上得点しても報酬が変わったりしない

総じてプレイのモチベーションを高める要素がない

シナリオモードもないし、サクセスモードもない
このゲームルールで通すなら、スマブラレベルのキャラクターやコンテンツが必要だ
唯一BGMが歴代マリオシリーズのアレンジとなっていることが救い